天国は月のとなり

　《登場人物》

　上島赫夜（うえしま・かぐや）
　主人公その１。高校3年生。
　赤子の頃、上島家の近所の竹やぶに捨てられていたところを壬廉に発見され、飛雁に引き取られる。
　天真爛漫で食いしん坊。元吹奏楽部でトランペットを吹いていた。


　東条壬廉（とうじょう・みかど）
　主人公その２。23歳。
　捨てられていた赫夜を発見した張本人で、保護者。
　赫夜を養う為にホストクラブで働いている。
　口は悪いが世話焼きで、手先が器用。


　永森愉羽（ながもり・ゆう）
　赫夜の実弟。永森化学の社長と女優の息子。中学1年生。
　頭が良く、ものすごい金運の持ち主。


　咲草太洋（さきくさ・たいよう）
　壬廉の親友で同僚。22歳。
　童顔でのんびりしている。


　咲草ななみ（さきくさ・―）
　赫夜の親友。太洋の妹で弥潮の双子の姉。高校3年生。
　美容師志望。


　咲草弥潮（さきくさ・やしお）
　赫夜の「彼氏」。太洋の弟でななみの双子の弟。
　虚弱体質で控えめな性格。


　鷹里秋枝（たかさと・あきえ）
　大企業ホークグループの会長・鷹里紀夫の孫で、赫夜・壬廉の古くからの知人。28歳。
　洋菓子店を経営している。
　壬廉と太洋の店の常連。


　大平紅葉（おおひら・くれは）
　女優。赫夜と愉羽の実母。