《当時の絵日記》
点滴は最初は手首にするはずだったのが上手い具合に針が入らず、
「いたたたた痛い痛い」と喚き散らすわ血はドバッと出るわで結局手の甲に変更 マジ痛かったです
絵日記にもありますが、前の手術が遅れて予定より1時間弱の遅延
その間看護士実習生のお嬢さん二人が相手をしてくれまんた
「21だって! 若っ!!」って
あんたもそんな変わんないでしょっていう 若い娘らでキャッキャウフフしてる間に手術の時間がやってきて、
寝癖は結局直らないまま台に乗せられてガラガラガラガラ~
付き合っていた人(現配偶者どの)からもらったお守りを持っていきたい、と言いましたが持っていけず、戻ったら持たせてもらうことになりまんた
手術室はかなり明るくて、ゴージャスな感じのクラシック音楽が流れていました
最初は担当の先生と何やら話していましたが、薬を投与されていて意識が朦朧としていたせいか内容はほとんど覚えていません
眠れる薬といってもぐっすりではなく、何となく「あ、お腹の辺りで何か作業やってる」とわかる程度でした
ぼんやりしている間に切除が終了し、先生が「半井さん、取ったの見る?」と話し掛けてきたので
「見るー」と返事をすると、金属のトレイに載せられた私の体内から取り出されたものを見せてくれまんた
想像していたより結構大きい(何せこぶし大ありましたからね!)、見るからにぷにょぷにょしていそうな白い塊。
思わず少し笑ってしまったら、「すごいでしょー、こんなのお腹ん中あったんだよ」と先生も苦笑いしていました
その直後、私は眠ってしまったようです
目が覚めたら元の病室に戻っていて、両親と姉夫婦がベッドサイドにいました
聞けば1時間の予定だった手術が倍の2時間かかっていたとかで、母が大層心配そうな顔をしていましたが、「無事に終わったんだから大丈夫だよ」と言ったら納得していました
この、「手術の時間が予定の倍かかった理由」はまた
後日知らされることになります
身内が帰った後、看護士さんに何か説明をされたのを聞いて、私はそのままベッドから起きることなく眠りにつきました
とりあえず手術は成功
ってことで。