《登場人物》
知妙院諒一(ちみょういん・りょういち)
主人公及び語り手。南恭大付属高校2年生。バスケットボール部。
その地域では知らない者はいない金持ちの家の息子で、姉が3人、妹が1人いる。
どこか偉そうながら、何故かそれを許容させてしまう雰囲気の持ち主。
一応冬夜と付き合っているが、それまで交際していた彼女たちと勝手が違い戸惑いまくっていながらも冬夜のことが好きすぎて、しかし表に出さないようにしつつひっそりと迷走している。
羽島冬夜(はしま・とうや)
ヒロイン。聖テレーゼ女子学院高校1年。図書委員。
骨董品屋の一人娘で、基本的に敬語であるのと変化に乏しい表情の為「絶対零度」と陰で呼ばれているが、真面目で誠実な性格で、優等生。
一応諒一と付き合っている。
小柄。
小柳出さつき(こやいで・―)
冬夜の幼馴染みで親友。聖テレーゼ女子学院高校1年。
母子家庭に育ちながら、明るく元気。少し風変わり。
他人に妙な渾名をつける傾向がある。
幼い頃からあられに猛アタックしているらしい。
知妙院羽奈子(ちみょういん・はなこ)
諒一の妹で、冬夜の友人。さつきや秋緒とつるんでいる。聖テレーゼ女子学院高校1年。
姦しい姉たちと天然君主な兄に揉まれて育ったせいか、軽い物言いをする割に冷静。
西園寺秋緒(さいおんじ・あきお)
冬夜の友人。さつきや羽奈子とつるんでいる。聖テレーゼ女子学院高校1年。
お姉さん気質で4人の中ではまとめ役を担うことが多い。
日下部あられ(くさかべ・―)
冬夜の幼馴染みで諒一、羽奈子の父方の従兄。日婁目神社の跡取り。
きれいな顔立ちをしているが口が悪い。
超突っ込み体質。
天藤蒼斐(あまふじ・あおい)/フィリップ・L・フェレス
冬夜の幼馴染みで西欧系ハーフ。桜秀高校2年。
数年イギリスにいたが、高校入学と同時に日本へ来た帰国子女らしい。
甘党でしかも大食らい。好物はあんこ。